さらにスタッフS氏は、特に印象的だった番組収録エピソードを明かしてくれた。その日は、スタジオではなく、文化放送の社長室での収録を行ったそうで、音声を収録するため女性の音声スタッフが参加したのだという。真剣にはがきを読む2人に女性の音声スタッフは感激した様子だったのだが、そろそろ収録を始めようとするとき、光一が女性の体の一部の名称を叫ぶというひどい“下ネタ”を発したのだという。女性の音声スタッフの存在を忘れていなかった剛は苦笑、言った直後に気が付いた光一は、呆然としていたことを、スタッフS氏は覚えていたそうだ。
　
　光一は、このエピソードを聞いて、「たぶん、場を和ませようとしたんだと思う」と弁解したものの、「いやーこれはひどい！」と当時の自分の発言に焦り気味。今回も、番組開始時点から下ネタを連発していたことを剛に指摘され、光一は「このときからオッサンだった」と反省していた。久々の深夜の生放送で、少々眠くなっていたらしい剛は、「今のエピソードで眠気が飛んだわ！」と当時の光一の行動に驚きつつ、周囲を笑わせていた。

　番組中、スタジオの外では、長年この番組に携わってきたスタッフたちが、次々に見学に訪れていたよう。2人は「猿山ができてる」、「オッサンばっか！」と笑っていたが、これはキンキが多くの人から愛されてきた証拠だろう。さまざまな人に支えられ、20周年を迎えたキンキ。これからも変わらず、歩んでいってほしい。