TOKIO長瀬智也主演『ごめん、愛してる』第9話、主人公とヒロインのベッドシーンに「切ない」の大合唱!

2017.9.14

長瀬智也

律が毎回不憫すぎてツライ……

 TOKIO長瀬智也が主演を務めるドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)の第9話が9月10日に放送され、平均視聴率は前回から0.6ポイントアップの9.8%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。

 本作は、2004年に韓国で大ヒットした同名ドラマのリメイク。幼い頃に母親の日向麗子(大竹しのぶ)に捨てられ、韓国の裏社会で生きてきた岡崎律(長瀬)を中心に、麗子の愛を一身に受けて生きる麗子のもうひとりの息子サトル(坂口健太郎)、サトルに思いを寄せながらも、次第に律に惹かれていく三田凜華(吉岡里帆)たちが織りなす切ないストーリーを描く。

 今回は、「自分の心臓をあげてサトルを助ける」と律が話すのを偶然聞いてしまった麗子が、律の真意を問いただすという展開に。律は自分が間もなく死ぬことを明かし、自分が死んだらサトルに心臓を提供するとの誓約書を麗子に手渡す。病床のサトルは麗子のバッグに入っていた誓約書を見付けてしまい、なぜそこまでしてくれるのかと律に尋ねる。これに律は「お前がオレの弟だからだよ」と衝撃の事実を明かし、そのまま病院を後にしてしまう。

 不幸な身の上だった自分は間もなく死を迎え、何不自由なく育った弟はそのおかげで命を長らえるという残酷な現実に、「正直不公平だろ」と、ひとりで本音を漏らした律。だが、すぐに「まあ、これがオレの運命か」と割り切った表情を浮かべたのが、視聴者の涙を誘ったよう。自分の死期が近いことを麗子に明かした時も、サトルに自分が兄だと明かした時も、悲しみや執着などすべての感情を捨て去ったかのような淡々とした態度に終始していた。

 思い返せば、ドラマ序盤の律は麗子に「野良犬」と評された通り、怒りや憎しみ、復讐心などをたたえたギラついた目をしていた。だが、凜華や若菜(池脇千鶴)との温かな時間の中で少しずつ心が解きほぐされ、穏やかで優しい目に変化。そして、自分の死で人の命を救うことを決意した今は、煩悩を捨て去って達観した人のように振る舞っている。長瀬は全編を通して多くを語らない抑えた演技を見せているが、環境の変化による心境の移り変わりを見事に演じていた。

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