公式に発表された「大切なお願い」を重く受け止めたファンは多かったようだが、それ以上に「抱きつく」「エアガンを発砲する」といった行為に驚きの声が続出。「本当にこんなことする人たちいるの!?　これはもう“ファン”とは呼べないでしょ」「ちょっと待って、『エアガンを発砲』ってどういうこと？　読むだけでゾッとする」「抱きつく・発砲って……もう常軌を逸していて怖い……」と、ファンは衝撃を受けている。

　今回のように、ファンの“迷惑行為”に事務所側が注意喚起を行うのはこれが初めてではなく、もう何年も前からタレント・スタッフからの「お願い」は再三されている。

　例えば今から約20年前、タッキー＆翼や嵐のメンバーがまだジャニーズJr.だった頃には、KinKi Kids・V6と連名で、ファンへの「お願い」がされていた。ファンクラブまたはJr.情報局の会員宛てに送られたはがきには、「タレントの通学している学校・自宅・その他迷惑になる所には絶対に行かないで下さい」「コンサート、テレビ局その他でゴミをゴミ箱に捨てない方がいます。ゴミは必ず所定のゴミ箱に！」などと、こちらも具体的な事例を挙げて注意事項が書かれていた。

　また最近では、タレント自らファンの迷惑行為に言及することも。8月21日に更新された、ジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s web」内のHey!Say!JUMPのグループ連載「JUMPaper」にて、八乙女光が新幹線や飛行機で移動するメンバーを待つ行為、いわゆる“出待ち”についてつづっている。八乙女は移動中、「赤ちゃんを抱いてるお母さんが大勢の人の波につぶされそうになってて赤ちゃんが泣いている」という現場を目撃したそうで、ファンが一般人に危害を与えたことについて「心が痛くなった」と吐露。そして、「そのうちに、ジャンプのライブの移動は危ないからって警告を受けて、まだまだ行きたい場所も行けなくなると思うの」と、ファンの行動次第でコンサートの開催が危うくなる可能性を危惧していた。

　タレント・スタッフが切実な思いを訴え、ファンが気持ちを改める一方で、「マナー違反するような人は、きっと『大切なお願い』なんて読まないんだろうな……」という声も。迷惑行為がなくなる日は来るのだろうか。