V6に続き、印象がいいと言われているのがA.B.C-Zのファンだ。

「“現場慣れ”してるというと、A.B.C-Zのファンの方も同じですね。彼らのファンと接していて、イヤな思いをしたことは基本的にありません。これも当たり前のことですけど、道を聞かれて答えたら、自然に『ありがとうございました』と言ってくれる。礼儀正しい人たちだなと思いましたね。……こんなの当たり前なんですけど、その当たり前ができないジャニオタの人たちをたくさん見てきたので（苦笑）」

　また、以前と比べてマナーが良くなってきたというのが、KAT-TUNのファン。デビュー前から彼らのファンは、どこのグループにも増して“ヤンチャ”だったと言われていたが……。

「KAT-TUNのファンは、最近かなり落ち着いてきたかな。なんというか、ファンも大人になったんでしょうね（笑）。今は“マダム”な感じの方が増えた印象があります。特に亀梨（和也）くんのファンの年齢層が高いのかな。彼は舞台もやってたそうですし、そういうのを経て落ち着いたのかもしれないですね」

　そんなKAT-TUNのファンと似た傾向にあるというのが、Kis-My-Ft2のファン。「彼らのファンはまだヤンチャですけど（苦笑）、そのうちKAT-TUNみたいに落ち着いてくるのかな」と、スタッフたちは温かい目で見守っているようだ。

　「印象がいい」とされているファンは、どこも舞台経験が豊富であることが多いよう。コンサート以上にマナーに厳しい舞台公演でジャニーズアイドルの活躍を見守ることが多いだけあって、自然とマナーが身についてくるのかもしれない。

　また、数あるジャニーズアイドルの中で、特にファンの個性が強いのは、Sexy Zoneだそう。

「印象的な人が多いということだと、Sexy Zoneですね。なぜか熱狂的な“おじさんファン”をよく見るんです。（佐藤）勝利くんの缶バッヂを大量につけたカバンを持って会場に来たおじさんを見たときは、かなりの衝撃でしたね……。でも、それ以外は特に目立った印象はなく、ただみんなSexy Zoneが好きなんだな～って感じでした（笑）」

　“ファンはタレントの鏡”というが、ファンがどう見られているかで、ジャニーズアイドルへの評価が変化することもあるはず。昨今のマナー低下を受け、「印象がいい」とされているグループのファンを見習いたいものだ。