「ピッチを気にするな!」Kis-My-Ft2横尾渉の歌ヘタを個性に変えた、SMAP中居正広の手腕

2014.2.20

「ピッチを気にするな!」Kis-My-Ft2横尾渉の歌ヘタを個性に変えた、SMAP中居正広の手腕

横尾さん、中居くんより下手って怪物レベル

<アイドル誌チェック!!>

「Wink up」(ワニブックス)2014年3月号、まずはNEWS加藤シゲアキの連載「Photoshigenic」を見てみましょう。既報の通り、先日自身のラジオ番組で、昨年末の『ジャニーズカウントダウンコンサート』(以下、カウコン)のときに、加藤の卒業校に在学中のJr.から「加藤くんに親近感があるんです」と言われたことに、「違和感を感じた」という加藤。今号の「Photoshigenic」でもこの話の一部始終を語り、「後輩に話しかけられてなんだかほっこり」したものの、親近感ではなく「もっとぴったりくる言葉があるような…」といまだに心は晴れていないよう。小説家としてすでに2作を発売し、1月に新作を書き上げたばかりだという加藤だからこそ、言葉にこだわっているのかもしれません。そんな自分自身にも複雑な感情を持っているようで、この話の締めとして、

「後輩くんの名前はわかりませんが、あなたの先輩は『親近感』って言葉を気にしてしまうような、みみっちい人間です…僕に『親近感』など覚えず、しっかり自分の道を歩んでください…応援しています。加藤シゲアキより」

とかなり突き放したエールを送っていました。取りようによっては、かなりの嫌味に聞こえてしまうエール。言葉の大切さを知っている加藤だからこそ、投げやりにせずに、きちんと向き合うべきだったのでは? 「不器用な性格」とも言われる加藤ですが、不器用だからこそ誤解されやすく、そのためには言葉を尽くす努力を怠ってはいけないと思わざるを得ない一幕でした。

Kis-My-Ft2は、インタビューで年末年始の特番やカウコンについて振り返っています。昨年のKis-My-Ft2にとって大きな出来事といえば、派生ユニット・舞祭組がSMAP中居正広のプロデュースによる「棚からぼたもち」でCDデビューを飾ったこと。ファンの前での初披露となった昨年11月15日の東京ドーム公演で、横尾渉がソロパートを歌った際、音程のみならず、音のタイミングすら合っていないことが大きな話題になっていました。このときのことを、横尾自身「ちょっと音ハズしちゃったけど(笑)」と切り出すと、「でもそこはぶっちゃけ、そうじゃなくちゃ…ってところがあるから(笑)」(藤ヶ谷太輔)、「そうそう、みんな心の中でちょっと期待してると思う(笑)」(北山宏光)と、すっかり横尾の音痴がネタ認定されている様子。

そんな、ファンもジャニーズアイドルたちもすっかり認める横尾の“個性的な歌唱力”ですが、藤ヶ谷は「ちょっとまえにさ、事務所のえらい人がオレのところに来て、“あんた、横尾と仲がいんんでしょ? 音程はしょうがないけど、せめてピッチくらいは合わせるように言いなさい”って言われたの」と暴露。それを横尾に伝えたところ、本人も意識して歌うようになったのですが、そこに思わぬ伏兵が登場! 「中居さんが、そっこうツカツカって渉のところに来て、“おまえ、ピッチとか気にしなくていいから!”って(笑)。“そ、そうだよな…。それが渉らしさだよな”ってオレも心の中で思った(笑)」と、中居が「うまく歌いきること」よりも「横尾らしさ」を重視したことを明らかにしています。

もともとKis-My-Ft2の中でも個性が見えづらい存在だった横尾ですが、「音痴」というのが強烈な個性として世間に認知されたようで、横尾自身「今、肩の荷が下りた感じ(笑)。中居さんがそうやっていじってくれるから、ファンの人の目も“がんばれ!”ってあったかいよ。中には“ヘタでも一生懸命歌っている姿に、勇気をもらいました”まで言ってくれる人がいて(笑)」と、短所を武器に変えられたことを実感しているよう。中居プロデューサーの手腕が、またひとつ成功したといえそうですね。

今月号には、年に1度のお楽しみ「東西ジャニーズJr.なんでもランキング2014」の結果が発表されています。読者によるJr.の人気投票といえば、「Myojo」(集英社)の「Jr.大賞」がおなじみですが、巷では「濃いファンが多い」と言われている「Wink up」読者はどのJr.を選ぶのでしょうか?

「恋人にしたい&結婚したいジュニア」の東京編1位は岸優太、「恋人にしたいジュニア」関西編1位は永瀬廉と、「Jr.」大賞とはまったく異なる結果になっており、今年の「Jr.大賞」の「恋人にしたいJr.」1位を射止めた岩橋玄樹は東京編の3位に留まっています。ほかにも「将来亭主関白になりそうなジュニア」「やきもち焼きだと思うジュニア」「最強コンビだと思うジュニア」などには、渋い人選やパブリックイメージとは違うJr.が選ばれています。かなりユニークな部門も多いので、結果と併せてチェックしてみてください!

コメント

  1. 海の日 より 2014年2月20日 12:58 PM

    このサイトで「イヤミ」認定を受けるなんて、それはまるで中居くんに音痴を武器にしろといわれた横尾くんのようですね(ただ、横尾くん、歌うたびにうまくなってると思うけど)。シゲ、金魚の名前を「シャー」じゃなくて「シェー」にするってのはどうかしら。
    筆者さん、『Wink up』の表記は『WiNK UP』ですよね。

    ところで『NEWS 10周年記念フォトレポート HAPPIEST NEWS』は増刷しないのですか。このタイミングでも確実に売れると思いますよ。

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  2. 小山 より 2014年7月30日 11:19 AM

    横尾くんは、歌うまいですよ棚からぼたもちのときとかうた良かったよ

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