■第4位　滝沢秀明出演『せいせいするほど、愛してる』

　少女マンガが原作の『せいせいするほど、愛してる』（TBS系）が4位。原作では、事故によって意識を失った妻に罪悪感を持つ男性と主人公の女性の「禁じられた恋」への逡巡がメインテーマでした。しかしドラマ版では、意識を取り戻した妻が、夫に執着ともいえる情を抱き、ドロドロの展開へと発展。まるで「夜の昼ドラ」の様相を呈し、釘付けになる視聴者が続出。そして、ストーリーにまったく関係のない滝沢のエアギターパフォーマンスもまた、視聴者の度肝を抜きました。

　不倫というシビアなテーマとユニークな仕掛けのギャップにハマる人が多かったようで、コメント欄には「美男美女キャストでバブルノリのラブストーリーかあ～と思っていたけど、見てみたらその上を行く濃さで、すごいエンターテイメントだった（笑）」「不倫ものだけどタッキーのエアギターシーンで大笑い。充分『おもしろい』ドラマでした！」「完成度の高いエアギターでエンターテインメント風な要素もあり、ハマりました」という意見が並びました。

　もちろん王道の恋愛ドラマとして楽しむ人もおり、「華やかさと切なさが交錯する王道ラブストーリー！　最初から最後まで目が離せなかった」「タッキーの大人の色気が副社長にピッタリでした。不倫テーマでしたがタッキーと咲ちゃんの美しさで最高の純愛ドラマになりました」と、ドラマならではの華やかな世界を満喫した人も。

■第3位　横山裕出演『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』

　3位にランクインしたのは、残虐なシーンで物議を醸した『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』（フジテレビ系）。“猟奇犯罪ミステリードラマ”ということもあり、緊張感のある作品で、横山は妹を殺害された刑事を演じました。普段は明るいキャラクターの横山が、暗い過去を引きずり哀愁を感じさせる孤独な男を演じたことに、「横がキレイだったし、素っ気ない冷たい口調も良かった。バラエティとのギャップがまた良かった」「いつもテレビで見ているときとはまったく違った姿で新鮮でした」とギャップや色気を感じる人も。

　「物語自体も吸い込まれる様に見いってしまった」「異常犯罪者による驚くような犯行の話が面白かった」と作品自体も評価する声はあるので、続編に期待したいものですが……。