■第2位　伊野尾慧出演『そして、誰もいなくなった』

　藤原竜也主演の『そして、誰もいなくなった』（日本テレビ系）が第2位。伊野尾は、藤原演じる藤堂という大手コンピューターシステム会社の研究員が通うバーのバーテンダー役で登場したため、多くのファンはそれほど期待せずに見始めたよう。藤堂が同姓同名の男に人生を乗っ取られ、順風満帆だった人生が大きく狂い始めるところから物語はスタート。毎回藤堂の身近な人が不穏な動きを見せ、謎が謎を呼ぶ展開に、「伊野尾くんを見るつもりだったけど、内容の面白さにはまってしまいました」「たまたま一話を見たら、ストーリーに引き込まれた」といったコメントも。

　また、チョイ役だと思っていた伊野尾が、実はキーパーソンだったこともあり、「後半からは、伊野尾くんの大ファンになった」という人も。伊野尾が俳優として新たな一面を作り上げたともいえる今作、ファンにとっては印象に残る作品になったようです。

■第1位　中島裕翔＆桐山照史出演『HOPE～期待ゼロの新入社員～』

　そして1位に輝いたのは、中島主演の『HOPE～期待ゼロの新入社員～』（フジテレビ系）。夢に破れた青年が、インターンとして社会に向き合い、時に理不尽な目に遭いながらも上司や同期とともに乗り越えていくというストーリー。23歳の中島が等身大の役を演じたこともあり、「中島くんの健気な新入社員ぶりは他のキャストでは考えられないほどハマってた」「リアルな新人感が出ていて、周りの役者さんも良かった」と、Hey!Say!JUMPの中でも積極的に俳優業に取り組んでいる中島の演技を評価する人が多数。

　実は今作、韓国でドラマ化されたときには爆発的な人気を誇ったこともあり、メディアからの期待が非常に高かった作品ながらも、平均視聴率は6.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と振るわず。しかし、「主人公の前向きに頑張ってる姿や、先輩や同期の関係などが本当に良かった」「どの回も面白かった。繰り返し見たくなるほど登場人物に感情移入できた」「最終回には笑えるようなハッピーエンドで終わったので、見ている方も元気をもらえた」と、固定ファンには愛されていたよう。その間口が広がらなかったのが非常に残念ですね。

　現在放送中の10月期ドラマは、TOKIO松岡昌宏の女装姿が話題の『家政夫のミタゾノ』（テレビ朝日系）や、苦戦が続いているHey!Say!JUMP山田涼介主演の月9ドラマ『カインとアベル』（フジテレビ系）、ジャニーズWEST藤井流星がナルシスト男を怪演している『レンタル救世主』（日本テレビ系）というように異色作がそろっています。まだまだ物語は序盤で、今後の展開が気になるところ。引き続きジャニーズ出演ドラマを楽しみましょう！