そんな彼の心遣いが伝わったのか、Twitterなどでは、ほかのアーティストを目当てに来ていた観客もV6のステージを楽しんでいたとの報告が多数上がっていた。しかし三宅いわく「みんな緊張してたんだと思う」とのこと。「始まる前に井ノ原（快彦）くんが『MC、どうする健？』っていうから、『コンサートでやってる自分たちがやりたいこと、見せたいことっていうのをこれからやるんで聞いてください、っていう流れが良いんじゃん？』って話してたんだけど、井ノ原くん、完全にソレを忘れてたもん（笑）」。だが、「井ノ原くんとも綿密な打ち合わせができてなかったからな……。それにしてもあの人100点満点のMCだったけどな」とフォローしていた。

　また、「岡田（准一）も『Wait for You』かなにかでフリ間違って、すげぇ変な顔してこっち見てて、『なにやってたの？ お前』って聞いたら、『完全に間違えちゃった』って言って。僕も『SP“Break The Wall”』で完全に立ち位置間違えてるし、坂本（昌行）くんも『HONEY BEAT』で最後、立ち位置わからなくなっちゃって迷子になってるしさ」と自身も含めメンバーのミスを暴露する三宅。

　さらに、「（森田）剛が『Believe Your Smile』で、カミセン、トニセンが上下に分かれて一番端まで行って、お客さんを煽りに行くっていうシーンがあるんですけど。突然イヤモニを外してオレのところになにか言いに来たから、『なに？』って聞いたら、『間がもたねぇ。どうしたらいい？』って」と明かし、「僕たちのコンサートだと煽るってあまりしないから。ああいう（ファン以外の人もいる）場になるとさ、どうしようって思ったんだろうね」と笑っていた。

　「今回ドキドキもんでしたけどね、良かったよな～」という三宅のコメントからもうかがえるように、V6メンバー自身もフェスを存分に満喫。ファン以外の人が観客にいたことが緊張感を高め、よりよいパフォーマンスやアイデアにつながったようだ。