2　佐藤新役『下北サンデーズ』
＜ドラマ内容＞
　千葉大学進学のため、山梨から上京してきた里中ゆいか（上戸彩）。旅館を経営する両親の下、育てられたゆいかだったが、そんな中、大学説明会で勧誘を行っていた“下北サンデーズ”という貧乏小劇団に興味を持ち、入団を決意。下北沢の「あーばんはうす」に引っ越し、同時に実家からの仕送りを断って、他の劇団員と同じくアルバイトで生計を立てる決意をする。そして“貧乏生活”に驚きながらも、劇団たちから人間模様を学び、自分の夢へとつなげていく姿を描いた青春コメディー。

＜役どころ＞
　通称＝サトシン。劇団“下北サンデーズ”のメンバーでメガネ・おしゃれ担当。イケメンでおしゃれに気を使っており、他の団員のような貧乏さは無いが、実はお金が無い。我が強い方ではなく、オタク傾向あり、漫画喫茶でアルバイト生活を送りながら、下北サンデーズの稽古に出ている。

＜コメント＞
　石田衣良の同名小説をテレビ朝日系でドラマ化。石田衣良・堤幸彦の『池袋ウエストゲートパーク』コンビ復活に、上戸彩主演という話題性から前評判が高かった作品。登場する出来事は、実話が多く、サンデーズの女優陣が住んでいる「あーばんはうす」も下北沢に実在するアパート。佐々木蔵之介、古田新太、藤井フミヤらに加え、実際に下北沢に縁のある実在の演劇人や劇団員、本多劇場グループ代表の本多一夫も出演した。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★
似合度　★★★

3　九条和真役『美咲ナンバーワン!!』
＜ドラマ内容＞
　天王寺美咲（香里奈）は六本木のナンバーワンキャバクラ嬢。何事にも一生懸命でおせっかい焼き、損得勘定に動かされない性格が、客のハートをつかんでいた。そんな美咲を応援してきた店のママ（財前直美）に頼まれ、なんと高校教師になることとなった。彼女が赴任した御堂学園高校は成績優秀者が集まる名門。
　しかし担任を任された2年Z組は問題児ばかりを集めた特別クラスだった。教室には1人も生徒が登校しておらず、一筋縄ではいかないことを確信した美咲。問題児を相手に熱血教師ぶりを発揮する。

＜役どころ＞
　2年Z組の生徒、クラスの中心的グループ5人組のリーダー・九条和真。喧嘩っ早く、トラブルメーカーだが、仲間意識は強く、仲間のためなら大人でも敵に回して戦うタイプ。熱血漢あふれる美咲を初めは“うざい”と思っていたが、次第に担任と認めるようになる。

＜コメント＞
　藤崎聖人の同名漫画が08年『スピリッツ』（小学館）に連載され、11年にドラマ化。ドラマ制作スタッフが日本テレビ系で放送し高視聴率をマークした『ごくせん』とほぼ同じだったため内容がかぶっていた。キャバクラ嬢上がりの先生役には香里奈、頼りない同僚教師に田中圭、厳しい教頭役には戸田恵子がキャスティング。生徒役では藤ヶ谷のほかにKis-My-Ft2の北山宏光や大政絢が抜擢され、まさに“ごくせん”そのものといった感じだった。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★
似合度　★★★