この事態を受け、映画公式サイトは12日に「（『高杉晋助バージョン』ムビチケを）大量に用意させていただいたのですが、予想を上回る反響につき、ご購入できないお客様がいらっしゃったこと、誠に申し訳ございません」との謝罪文を掲載。さらに、「至急に対策を検討しておりますので、近日中に改めてご報告させていただきます」と告知していた。

　しかし15日には、「一部のお客様より再販売のご要望を頂戴し、慎重に検討させていただきましたが、第1弾発売当初より『限定品につき、なくなり次第終了となります』と事前告知しており、販売初日朝より劇場にお並びになってご購入されたお客様に対して申し訳ないと判断し、この度、増刷・再販売は行わないことを決定させていただきました」と、ファンと福田監督の思いむなしく、「増刷・再販売の予定はない」とアナウンスされた。自ら増刷・再販売を「お願いした」という福田監督も、自身のTwitterで同日に「本当にファンの皆様の期待に応えられずに申し訳ございません」と謝罪している。

　映画公式サイトでは、「本商品の営利目的での転売は禁止されております。オークションサイト等で高額転売されている方はムビチケ利用規約に反しますので直ちに引き下げてください」と、高額転売をしないよう再び呼びかけが行われている。しかし、「増刷・再販売の予定はない」と公式にアナウンスされたことにより、「“再販なし”と告知出したら、余計に転売が盛り上がるだけだと思うけど……」「こんな呼びかけで転売やめる転売屋なんてこの世にいないだろ」など、「高額転売をさらに煽るだけでは」と、疑問や不満を訴えるファンは多い。

　公開前にもかかわらず、すでに話題が絶えない『銀魂』。公開後はぜひ映画の“内容”で、再び話題になってほしいものだ。