これにはファンから「中居くんはなにを思い、誰を思って歌っているのだろう……」「中居くんの『大丈夫 大丈夫』、私には自分に言い聞かせてるように見えたなあ」「自分自身に、そしてファンに言い聞かせてくれてるように感じて……切ないけど、それ以上に希望をもらった！」とさまざまな意見が飛び交い、印象に残る場面となったようだ。

　そして、この放送はSMAPファンのみならず、多くの視聴者から注目を集めたよう。音楽配信サービスサイト『music.jp』の11月15日付デイリーシングルランキングでは、「青い春」が10位にランクイン、16日付では5位まで順位を伸ばしている。TOP10入りしている楽曲はほとんど新曲という中、12年にリリースされた「青い春」がランキングに食い込んできたのは、「S LIVE」の反響が大きかったということだろう。

　『SMAP×SMAP』の放送があった翌日の15日深夜には、back numberがパーソナリティーを務めるラジオ『back numberのオールナイトニッポン』（ニッポン放送）にて、メンバーが撮影時の感想を語っている。ボーカルの清水依与吏は、「多くは語りませんよ。でも伝わったと思います」としみじみ語り、「収録のときが本当に、幸せな時間だなあと思いながらやりました」と、SMAPとの共演を反芻していた。また、ベースの小島和也は自身のTwitterにSMAPファンから「出演してくれてありがとう」などのメッセージが寄せられたことを明かし、「オレらがね、出させていただいているのに！」と謙遜。「幸せな時間でした」「ありがとうございました！」と、メンバー全員で感謝の気持ちを述べていた。

　SMAPの解散に伴い、『SMAP×SMAP』も年内を持って放送終了することが発表されている。番組の終了と同時に、クオリティの高いパフォーマンスが見られる「S LIVE」も無くなってしまうことは、多くのアーティストたちにとっても悲しい結末なのかもしれない。