近年では、Kis-My-Ft2のアルバム『I SCREAM』（2016年）に収録されている「Re:」や、Sexy Zoneのアルバム『Sexy Zone 5th Anniversary Best』（16年）に収録されている「STAGE」がそれにあたり、どちらもファンへの感謝を歌った壮大なナンバーに仕上がっている。ところが、「ドキナツ2017」というタイトルからはそういった要素がまったく感じられず、ファンも頭に疑問符を浮かべていたところだったのだ。

　大方の予想通り、「ドキナツ2017」はファンへの感謝を歌うしっとりしたナンバーではなく、「キミとドキドキナツナツしたい」「ABC早く教えてシンデレラ」など、楽しい言葉遊びにあふれたパーティーチューンであった。戸塚が「あんまりひとつのことに縛られすぎずに、自由な中でやっていきましたね」とコメントしていた通り、他のグループとは一味違うA.B.C-Zらしい1曲に仕上がったようだ。

　「なにも構えず聞いてほしい」と河合も自信を覗かせた「ドキナツ2017」。これを聞けば、A.B.C-Zと“ドキドキな夏”が過ごせるかも？