【オタクの人生を狂わせた“亀梨和也”という男について】第1回 バンド・二次元オタクの私が、『Follow me』に行ってしまうまで

2017.10.30

 しかし、それはなぜか突然やってくるのです。私が最近ファンになったKAT-TUNに関しては、元々友人がファンでした。なので、KAT-TUNが音楽番組に出る度にTwitterで「出てるぞ! 見てるぞ!」なんてやりとりはしてました。そんな中、「あれ……!? KAT-TUNかわいくない……!?」と最初に気づいたのは、確か2015年の秋ごろでしょうか。何かの音楽番組で彼らが歌ってるのを見ていた時です。当時メンバーが三十路に差し掛かったあたりで、柔らかい雰囲気でありながら大人っぽいオーラが出始めたKAT-TUNに、自分のアンテナに引っかかったのです。

 その後、『ジャニーズカウントダウン2015-2016』の「シャッフルメドレー」でKis-My-Ft2の「SHE!HER!HER!」(12年)をKAT-TUNがカバーしてるのを見て、「か、カワイイ~~~!!」となったのが決定打だったと思います。KAT-TUNといえば、やっぱり初期の“オラオラ”したイメージが強かったので、出だしからコミカルでキュートな振付と、爽やかな曲というギャップの衝撃に、思わず友人に「かわいいい!! 『カウコン』録画してない!?」と、初めてダビングを頼んでしまいました……。

KAT-TUN

イラスト:特盛

 そして忘れてはいけない、前述の通り、私の周りには常に“一定数ジャニオタがいた”ことを……。「KAT-TUNいいな~」と言った途端、今まで潜んでたKAT-TUNオタのフォロワーさんたちに一斉に歓迎され、まるで田舎の親戚のごとく「よく来たわねいらっしゃい!」「ほらこれおいしいから食べな! 持って帰んなさい!」と言いながら、野菜やおやつをいっぱいくれる……みたいな力強いプレゼンに圧倒されました。その結果、KAT-TUNの「バブリーな派手さ」と「ルックスの良さ」にあっさり陥落。「KAT-TUNって二次元じゃん……」と呟きながら、屈服するしかなかったのです。我ながらチョロい。

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