香里奈と加藤シゲアキの“バディ”が噛み合ってきた『嫌われる勇気』、視聴率はイマイチも内容は好評

2017.1.28

 第3話は、頭脳明晰な仁科と庵堂の攻防戦が見どころとなったわけだが、視聴者からは「庵堂と青山の関係性が変わってきた」という感想も。これまで“一匹狼”な庵堂に振り回され続けてきた青山だが、第3話ではそんな庵堂をさりげなくフォローする姿が描かれていた。

 監察医の相馬めい子(相楽樹)が、青山に向かって庵堂への不満をぶちまける場面では、「確かに庵堂さんは身勝手だし、手が掛かります。一緒にいて腹が立つこともしょっちゅうです」と、庵堂の自由気ままな性格に呆れていると同意しつつ、「でもボクは、庵堂さんに勝ちたいと思ったことはありません。だって、一緒に事件を解決していく“仲間”ですから」と発言。青山が庵堂のことをどのように思っているのかがハッキリとわかる、印象的なシーンとなった。また、疑いが晴れたにもかかわらず、庵堂がキツい口調で仁科を諭すラストシーンでは、青山が「あの人はちょっと言葉足らずなとこがあってね」と前置きし、庵堂が本当に伝えたかったことを翻訳して仁科に語りかけていた。

 そんな2人の様子を見た視聴者からは「最後、庵堂の言葉を青山が補っていたシーンはほっこりした。3回目にして、いい感じになってきたんじゃないかなあ」「年雄くんって、実はすごく懐が深いのかも。2人がいい雰囲気になってきたよね」「青山くんと蘭子さん、めっちゃいい“バディ”になってきた」との感想がネット上に投稿されており、今後の2人の関係性に期待する声もある。

 作中には、「人生は他者との競争ではない」「今のままでいる方が楽だから変われないのだ」など、アドラーの教えが随所に散りばめられており、「胸にグサグサ刺さる言葉がいっぱいだ~……」「見終わったあと、いろんなことを考えさせられるドラマ」と、『嫌われる勇気』の世界にどっぷり浸っている人もいるよう。視聴者からの評価を追い風に、今後の視聴率の伸びに期待したいところだ。

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